たこわさ

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新世界より 第八話「予兆」感想

原作はノータッチ。
(以下ネタバレ)
二年が経ち十四歳になった早季達。当たり前のように同性のカップルが成立している状況に違和感も覚えることなく溶け込んでいる様子がうすら怖い。
それがボノボの性質を遺伝子に組み込まれた影響だと言う事を知っているはずの早季達でさえ、例外ではなく、早季は真理亜と、覚は瞬とそれぞれカップルとなっていた……。同性同士の性的関係に違和感を持たないのも、やはり遺伝子に組み込まれた因子の結果なのだろうか? 例えば成人するまで子作りできないように思春期には同性に興味が向くような、そんな調整がされているとか。
そんな異常な日常の中、世界最強の呪力を持つという鏑木肆星が教室を訪れる。いずれは彼の後を継ぐであろうと目されていた瞬との邂逅に誰もが期待を隠せずにいたが……。鏑木が突然理由も告げずに退出したのは、瞬に「危険」を感じたからだろうか? 社会システムの中で管理下に置かれている筈の呪力だが、瞬や早季達は二年前に禁を破っている為、既にシステムの管理から逸脱した状態になっていてもおかしくなく、しかも瞬は次代を担う逸材である訳だから、能力が危険視されるレベルに達していてもおかしくなく……。
恐らくは事実上の監禁生活に向かう事になった瞬。自分達の二年前の行動――禁を破った事――が実は大人たちにばれている事を早季に告げ、去っていった彼の運命は? そして、早季に手渡した手製の「猫避けのお守り」が意味する所は……?