新世界より 第十五話「残像」感想

原作はノータッチ。
（以下ネタバレ）
極端なまでに強調されたキャラクターの表情の描き方と、Aパート・Bパート末尾に挿入された書き文字が印象的でした。このアニメはエピソードの質にあわせて絵柄を大胆に変えてくる事もあり、ストーリーだけでなく作画・演出面でも毎回ハッとさせられます。
さて、消えた真理亜と守の行方を追う早季と覚が出会ったのは昔馴染みのバケネズミ・スクィーラでした。驚くべき発展を遂げるバケネズミのコロニーの光景や「産む機械」化された女王の無残な姿、そして腹に一物抱えたように見えるスクィーラの態度に二人は不安を隠せませんが……。
思えば出会った当初も早季達の事を本心から手助けしようとしているのか怪しい態度が目立ったスクィーラ、虎視眈々と「神」に抗う機会を狙っていたのだとしても不思議はありません。しかしながら、覚が違和感を覚える態度も早季の言うようにバケネズミと人間の価値観の違いから来るものかも知れず……。
とにもかくにも、彼等の協力――なのか早季達が利用されたのか――を得てスクォンクを見つけ出したものの、真理亜と守は彼に手紙を託し姿を消してしまっていました。二人の真意は、果たして？ 次回も気になります。

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