たこわさ

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新世界より 第二十二話「東京」感想

原作はノータッチ。
(以下ネタバレ)
早季の母が残したメッセージによれば、東京に旧文明の遺産であり唯一悪鬼に対抗出来る可能性のある兵器「サイコバスター」が遺されているという。難を逃れていた奇狼丸と合流し、彼を案内役に早季達は東京を目指す事になるが……。
奇狼丸、相変わらず頼りになりすぎますが、あまりにも彼の判断や案内が的確すぎて逆に怪しい気もしてしまうのだから、この作品は恐ろしい。まあ、ここで彼が裏切るような事になったら早季達は本気で積むので、流石にその展開は無いと思いたいですが。
ただ、寺での奇狼丸の扱いがあまりにも酷かったのが少し気になるところなんですよね。早季達町の住民が奇狼丸を信頼しすぎているだけで、他の人間から見れば彼もバケネズミの一人に過ぎない、というだけの事なのだとは思いますが。
さて、奇狼丸をして「地獄」と言わしめる東京のあまりの惨状に呆気に取られましたが、それ以上に野狐丸の執拗さというか用心深さも恐ろしく。今までの経緯を考えるに、野狐丸もミノシロモドキを手に入れていて、当然対悪鬼の切り札となるサイコバスターの存在も知っているから早季達の事を執拗に追跡しているのでしょうが、何かそれ以外の意図もあるのではないかと思えてきて……。
それにしても、「サイコバスター」という大味なネーミングはどうにかならないのかな、とか思ってましたがアメリカ産と聞いて納得。

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しかし、早季が糞尿で出来た大芋虫達の這い回る道を通る事を全力で拒否していたシーンを見るに、やっぱり覚が背中を押さなきゃこの娘なにも出来ないんじゃ、と改めて思ったりw