新世界より 第十一話「冬の遠雷」感想

原作はノータッチ。
（以下ネタバレ）
業魔と化し、自らを葬った瞬。その存在は早季達の記憶からも消されてしまったかに見えたが、記憶の齟齬を感じ取った早季達は名前も顔も思い出せないが確かに彼が存在していた事を確認しあい……。
早季と覚が名前も顔も忘れてしまった「好きだった人」のおぼろげだけど確かな記憶で繋がるシーンが秀逸。この二人は恋人同士というより「同志」なんですね。まあ、これからどうなるかは分りませんが。
意外なのは、真理亜が守の事をちゃんと大切に思っていたこと。以前、ナレーションで真理亜が原因で将来大量の死者が出る事が語られていましたが、それはもしかしたら守に関連した事柄が原因で起こるのかもしれませんね。
しかし、四人の「絆」のようなものが示されて感動した後に、まさかの倫理委員会からのお呼び出しなんて展開が待っていようとは……。相変わらず続きが気になって仕方が無い引きですね。

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