たこわさ

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たまこまーけっと 第10話「あの子のバトンに花が咲く」感想

(以下ネタバレ)
完璧人間のように思われているみどりが弱い所を見せるお話。
いやいや、京アニ伝統の「泣きの演出」が今回も見事に炸裂しましたね。しかも泣いたのが完璧人間と周囲には思われているみどりで、しかも本人が自覚無いまま不覚にもポロポロと大粒の涙が流れてしまうという一連のシークエンスが美しすぎて夜中なのにブラヴォー!! とか叫びそうになってしまいました。
単純に「友情の勝利!」とかならないで、デラの面白おかしい踊りのおかげで場が和んだ、という流れも良し。もしデラのナイスアシストがなければ、きっとたまこ達の関係はしばらくギクシャクしたままだった事でしょう。*1
しかし、何気にたまこ達よりもち蔵の方がみどりの本質を理解していたというのは何だか皮肉なお話ですね。*2たまこ達にとってみどりは「頼れる親友」だったのでしょうね。才色兼備で男女問わず人気があるみどりをたまこ達が持ち上げるシーンなんかもありましたが、きっと今までみどりがたまこ達にガチな弱音をぶつける事はなかったのでしょう。
今回それが払拭された事で、彼女等の友情はより強固なものになった、と実にいいお話でした――とそのまま終わるわけがなくチョイが遂に爆弾発言を……。次回予告観た限りでは何か揉め事に発展しているような気配は見受けられませんが、どんな結末を迎えることやら。

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ところで、先輩の出番はこれで最後ですかね? 再登場を激しく希望。

*1:もちろん時間が解決する問題ではあるけれども、綺麗に気持ちを切り替えることは多分難しかったと思われ。

*2:もし、もち蔵がもう少し主人公よりのキャラクターだったら間違いなく「一人だけみどりの異変に気付いてピンチを救う」ポジションになってみどりとフラグを立てていたに違いないw