たこわさ

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絶園のテンペスト 第六幕「矛盾する、頭蓋」感想

原作知識は連載を流し読みしてる程度。
(以下ネタバレ)
潤一郎の口から語られる葉風の「死」。しかし、魔具によって孤島の葉風と会話している真広と吉野からすればそれは何者かの仕組んだ偽装としか思えない。一方、「間違いなくあれは葉風の頭蓋骨だった」と断言する潤一郎自身も、左門が葉風を殺して大きく「はじまりの樹」の理に背く事はしないはず、という確信を持っている。これらの矛盾が指すものは一体……。
視聴者の視点からも、葉風の生存は確信できるのですが、何やら自身ありげな左門の態度が不気味で、あの「遺体」が何かしら彼の切り札らしき物だという雰囲気は感じられるという、この手の手法はミステリ作家でもある原作者の面目躍如といったところか。
一方、気持ちよく吉野を信頼する真広の態度とは裏腹に、真広への「嘘」を増やしていく吉野のふてぶてしさも堂に入ってきた感じ。「彼女」にメールを打つ振りをして28歳(無職)さんと堂々と裏取引をしている姿は腹黒そのもの。
スタングレネード(フラッシュバン?)らしきものに加え拳銃まで要求するその図太さたるや末恐ろしい。というか、魔法使い相手に拳銃なんて通じないから、あれは明らかに「別の使い方」をするための行動だよなぁ、と。
多分、真広が暴走した時の為のカウンターとして色々考えているんだろうけれども、吉野の頭の中では一体どんな可能性まで考慮されているのやら。孔明とか仲達かお前はw
しかし、今回は両ヒロインがやけにエロかったですね……。葉風さんは相変わらずのダイナマイトボディな上に人形をどこに収納してるんだよ! というツッコミ待ち状態だったし、愛花は義理の兄貴を真昼間から誘惑してるし……。ああ、でも愛花のあれは真広が何もしない事を確信した上での行為なのか、彼女の事だから。なんたるドS。そりゃあ吉野とラブラブカップルだったわけですよねー。