たこわさ

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貧乏神が! Round 13!「それもう答え出てるだろ」感想

原作はほぼノータッチ。
(以下ネタバレ)
綺麗な紅葉こと裏紅葉を元の貧乏神に戻そうとする熊谷。それをすんでのところで阻止する市子でしたが、いつになく必死な熊谷の様子に違和感を覚え――。
力を失った状態で長く過ごすと貧乏神の力を完全に失ってしまう――それは即ち「表」の紅葉が二度と現れなくなる≒「死ぬ」ということ。熊谷から真実を突きつけられた市子は思い悩みます――何故、あれほどいなくなって欲しかった貧乏神の事で自分はこんなに悩んでいるのか? と。
そこに颯爽と現れる石蕗。前回市子の様子がおかしい事に気づいていながら何もせずに寝ててズコー! となりましたが、やはり決めるところは決めてくれる男でした! バレバレな「たとえ話」として紅葉の事で思い悩む自分自身の気持ちについて相談した所「それもう答え出てるだろ」と、なんともイケメンなアドバイスをかましてくれました! サブタイトルにもなっている台詞ですが、石蕗株がストップ高になるほどなんとも気持ちのいい答えですわ。
石蕗の言葉に迷いの吹っ切れた市子も流石。いつまでもウジウジ悩んでないで行動に移すところが彼女の良い所です。熊谷との押し問答の最中に橋から転落した紅葉を颯爽と救う姿はヒロインというかヒーローですな。
そして紅葉の「自己犠牲」を一喝! 「バイバイ、紅葉」の一言と同時に通りかかったゴミ収集船に紅葉を落として貧乏神として復活させたのでした。都合よく船が通りかかったのは幸福エナジーのなせる業か?
そして始まるいつもの――いつも以上のバカ騒ぎ。いがみ合いなじり合っているはずなのに、傍から見た嵐丸が思わず微笑んでしまうくらいに嬉しそうな表情の市子。「この、貧乏神が!」の一言で物語は一応の完結へ。
今回、OPとEDが入れ替わっていたので何か仕掛けがあるかな、と思っていたら、最後の最後で諏訪野さん登場。彼の元に届いたのは「友達ができたよ!」という市子と嵐丸(+紅葉)の写真でした……。諏訪野じゃなくても泣きそうな演出じゃありませんか!
――あ、その後の本当のオチはボビーの存在と共に忘れましょうw
いやいや、いい最終回でした。しかもこれ、アニメの為に無理矢理改変して終わらせた訳じゃなく、殆ど原作そのまんまというお話ですから、二期があるとしたら普通に続きから出来る訳ですねこれが。ラストの偽次回予告が真実になるよう祈りつつ……ああ、面白かった。

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とりあえず原作を一気読みしますかね。