「けいおん！ college」感想

けいおん! college (まんがタイムKRコミックス)

連載はノータッチだったので初見となります。
（以下、ネタバレ）
高校生と大学生じゃあライフスタイルが全く変わってしまうので、当然そのまま唯達のキャンパスライフを描いたらノリも変わってしまうのは必然。そこのところをどう処理するのかな、と思っていたら女子寮で皆一緒とキマシタワー！ もといきましたか！！
大学って学部が同じでも時間割は個人個人で全然変わってしまう場合があるので、皆の接点が部室だけ、ということもありえたわけで。そこのところにこういったギミックを持ってくるのはさすがかきふらい先生だな、と。「ゆるい日常を一緒に過ごす」という事を考えたら寮に入れるかシェアハウスに入れるか位しかないですもんね。
新キャラも増えたものの、どこか旧作の空気を踏襲していると言うか「類は友を呼ぶ」というか。晶だけちょっと今までにないキャラクターにも見えますが、初期の梓がちょっとキレキャラ属性を持っていた事を考えると、彼女の立ち位置も自然と決まってくるというか。
そんな訳で全く違和感を覚えず最後まで楽しめたわけですが、これ1巻完結なんですよね……。普通に続きがありそうな終り方だし、やはりよっぽどの理由があって連載をやめてしまったんでしょうかね？ それにしてももったいない。
来月には後輩組のその後を描いた単行本も発売されますが、これで本当に原作「けいおん！」が終わってしまうと思うと早く読みたいような、もう少し待って欲しいような……。

けいおん! highschool (まんがタイムKRコミックス)