たこわさ

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氷菓 #19「心当たりのある者は」感想

原作は「氷菓」「愚者のエンドロール」まで読了。
(以下ネタバレ)
何気ない校内放送から奉太郎とえるの推理ゲームの始まり始まり……と、少ない題材から話を膨らましていく様は、ともすれば長台詞も相まって退屈な話になりがちなんですが、本作お馴染みの「長回し中は様々な映像エフェクトで視聴者を飽きさせない」演出が行われていて、30分が非常に短く感じるほどに楽しめました。
前回と同じく奉太郎とえる中心(というか二人しか出なかったけど)の短編でしたが、少々異なるのがえるの側にも「照れ」が見えたことでしょうか。今までだったら、えるの「近さ」に奉太郎だけが顔を赤面させる構図でしたが、今回はえるの方も豪く恥らっていた様子。二回目の時など顔中真っ赤になるほどです。ここら辺の描写が原作準拠なのかアニメオリジナルなのか気になる所ですが、とりあえずアニメでは二人の関係に変化が生じつつまったりと最終回に向かっていくようですね。
しかし、オチのアレが奉太郎の推理が的を射ていた事を表すのだとしたら、奉太郎さんマジホームズばりの推理というより閃きな「探偵」だ。

今回はコロコロ変わるえるの表情も非常に可愛らしかったですね。特にジト目が珍しさも相まって良かった。