Fate/Zero 第十一話「聖杯問答」感想
(以下ネタバレ)
セイバーさんフルボッコ!!
まあ、ライダーの掲げる「王道」が絶対的に正しいものかどうかは別として、セイバーは自分の抱える矛盾点を指摘されてそれに何も言い返せないばかりか、ライダーの宝具によって「王と臣下が一体となった理想の姿」を見せ付けられた訳ですからね。
「固有結界」というのは魔術の奥義の一つであり、「自らの心象風景で世界を限定的に侵食する」大技。魔術師でも無いイスカンダルがそれをやってのけるのも破格ならば、「皆が皆同じ風景を心に描く」というのは最早「奇跡」のレベル。
王が健在だったのに内部から崩壊してしまったブリテンとは大違いなわけで。
まあ、本作品での「アーサー王」は思い切り卑屈に描かれているので、アーサー王とイスカンダル、どちらがより「王」として相応しいのか、という話とは別なんですけれども。
そしてライダーの破格の「王道」もセイバーの歪な「理想」を前にしても全く動じないのがギルガメッシュことアーチャー。彼のゆるぎない価値観というものもまた「王」の一つの姿なんですよね。
……しかし、「王の軍勢」のシーンに力を入れすぎたせいか、全体的に作画が崩壊してましたね。BDでは直っている事を願うばかり。
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