たこわさ

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機動戦士ガンダムAGE 第10話「激戦の日」感想

(以下ネタバレ)

ガンダムAGEは特攻賛美アニメだった?

なんというか、ブルーザーの時と違ってドン・ボヤージが死ぬ意味が全然なかったので、「特攻を美化してんじゃネーヨボケ!」としか思えなかったというか。むしろ状況を考えれば人的損失の方が大きい訳で。
今回も作中で描かれていたように、部下同士は些細な事でまた抗争魂に火がついてしまう始末。そこで片方の勢力のリーダーが死んで、もう片方のリーダーが全権を委譲されたら、状況的にどんな事が起こるのか子供でも分かる訳で。*1
せめてドンの特攻が、大量の爆薬を抱えての吶喊とかだったら、まだ納得いったんでしょうが……。

今回の戦術

ザラムとエウバが囮になって、ガンダムGエグゼスが各個撃破、という作戦自体は悪くない。が、ザラムとエウバの武装ではUEに歯が立たないことは実証済みなので、あそこまで好戦的な意味が全く分からないし、むしろ防御に適した陣形と戦術を取るべきなのにそういった描写も無い。
そしてラーガンも新武装も無いのに威勢良く突っ込んでいく意味不明さw
過去のガンダム作品の全ての戦闘シーンにおいて、納得のいく戦術描写があったか、と言われれば「NO」と答えるところですが、それでもやっぱり最低限の描写はされるべきじゃないかな、と思ったり。

スパロー惨状もとい参上!

あーたしかにうごくとかっこいいですねー!(棒読み
作画がそこまで悪いとも思えないけれども、「カッコイイ」とはあんまり思わなかったなぁ、というのが正直な感想。あの変な徒手空拳の構えも意味不明だし。ガンダムSEEDへのオマージュだとしたら納得だけどw*2
そして「どんなMSも一刀両断」な「シグルブレイド」って……おいおいタイタスさん要らないじゃないかw
まあ、恐らく戦艦クラスの敵と戦うには不向き、というところでバランスを取るんだろうけれども。*3

今後の展開

とりあえずデシルが敵確定したものの、特に魅力的な敵キャラクターという訳じゃないので盛り上がりもなく。ウルフさんとオペレーターのミレースの間にいつの間にかフラグが立っていたけれども唐突間は否めず。
特に盛り上がる要素はないなぁ、と。
まあ、次週は山田もといユリン再登場なので一部の方々のテンションは上がりそうですがw

HG 1/144 AGE-1S ガンダムAGE-1 スパロー (機動戦士ガンダムAGE)

HG 1/144 AGE-1S ガンダムAGE-1 スパロー (機動戦士ガンダムAGE)

そういえば、AGEのプラモは死ぬほど売れてない、という話をよく聞きますね。知り合いのプラモ屋さんに本当かどうか聞こうと思いましたが、本当だったら多分相当に地雷な話題だろうから止めておきました。

*1:まあ、ここでエルファメルが有能な政治力を発揮してドンを「身を挺してコロニーを救った英雄」として祭り上げ、全体の士気を高めるという演出も考えられますがね。

*2:意味不明な「オレサマカッコイイ」ポーズの先駆者という意味において。

*3:逆にタイタスへのフォローがこの後なかったら、AGEシステム自体が超欠陥品という結論に……。