たこわさ

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ちはやふる 第11首「あまつかぜ」感想

(以下ネタバレ)
遂に始まった決勝戦
オーダーを決めたのが千早というのは意外でしたが、彼女ただ暴走癖があるだけでバカではないんですよね、よく考えたらw
千早と太一の恩師でもある原田先生も駆けつけてくれました。
原田先生が太一の事を物凄く温かく見守り、そして「目が離せない」とその成長振りを楽しみにしているところがなんともまた熱いところです。
その原田先生の期待に応えるかのように、今回も熱い部長振りを見せ付けてくれた太一! 強豪相手に皆が雰囲気で押されている所を盛り上げ、小学生時代はまるで敵わなかった*1ヒョロくん相手にその並外れた記憶力と忍耐強さでもって味方最初の勝ち星をゲット!
いやいや、これが少年漫画だったらやっぱり太一が主役ですよね。
さて、本来の主役である千早はというと、相手校のエース須藤のなんともやりにくい性格と戦術に苦戦。しかし、いい性格してるな須藤w
他方、机くんもかなちゃんも、素晴らしい奮戦振りを見せチームを盛り上げてくれるも、あえなく敗退。しかし、そのがんばりは無駄ではなく、彼らの奮闘により千早が「チームであること」を実感して復調。「個人戦での一枚」と「団体戦での一枚」の重みの違い――しびれます。
そして肉まんくんは――かつて初心者として相対していた相手に苦戦していました。自分がかるたから「逃げ」ている間にA級選手にまで上り詰めた相手……。だが、突きつけられた事実に凹んでいる肉まん君ではなかった! 元々小学生全国2位は伊達じゃない! 文字通り力技で太一に続く勝利をもぎ取りました。
というか、「SLAM DUNK」でいうと肉まん君って実は「三井寿」のポジションなんじゃなかろうかな、とw
そして千早。勝負を決めたのはやはり「あの札」でした。勝ち負けに対するプレッシャーも何もなく、ただ「札を取る」事に特化したそのスタイルこそが千早の真骨頂なのでしょうかね?
ということで、見事初出場で全国大会への切符を手に入れた千早達。「ご都合主義」と感じる方もいるでしょうが、そもそも千早・肉まん・太一という強選手を抱えていた訳で、少なくとも「初心者の寄せ集めチームが初出場初優勝」という少年漫画にありがちなご都合主義とは異なるのではないかと。
――しかし、本当に新はゲストキャラ扱いですなぁ。これで千早のハートはがっつり掴んでいるんだからなんかずるいし太一がかわいそうだw

ちはやふる(15) (BE LOVE KC)

ちはやふる(15) (BE LOVE KC)

原作最新刊は先日発売。とりあえずアニメが終わったら続きを読むかな。

*1:というのはもしかしてヒョロくんの思い込みかもしれないがw