たこわさ

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デカダンス 第5話「differential gear」感想――敗北が定められた戦いとも知らず散っていく戦士達

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今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

遂に「全滅シナリオ」が始まろうとしていた。
死地へ向かう戦士達の中に、引き留めたはずのナツメの姿を見付け、愕然とするカブラギ。

一方、ナツメはそんなカブラギの絶望も知らず、「最後の戦い」に心躍らせていた。
しかし彼女の高揚とは裏腹に、ボスのガドルはギアやタンク達の予想を上回る強さで、戦士達は次々と無残な死を遂げていく。

そんな中でも善戦するナツメだったが、彼我の戦力差は絶望的。
遂にガドルの爪が彼女を捉えた――かに見えた、その時、カブラギが姿を現し窮地を救う。
この場から逃げるようナツメを諭すカブラギだったが、ナツメの答えは――。

第1話 ignition

第1話 ignition

  • 発売日: 2020/07/12
  • メディア: Prime Video

感想

仕方がないとはいえ、ナツメがあまりにもカブラギの言うことに耳を傾けず、結果としてカブラギがシステム側に目を付けられてしまったのは……なんとも辛い展開。

ナツメ達タンクは、視聴者からはもっとも遠い視点に位置するキャラクター達なので、感情移入が難しく……かと言って彼女らの無知は仕方のない事なので、不快にも思えず……。
モヤモヤとした気持ちが残る設定過ぎ、制作側の底意地の悪さを感じてやまない(苦笑)。

この救いのない世界に、一体どのような決着をつけるのか?
カブラギはこのまま処分されてしまうのか?
自分の住む世界に絶望しかないことを知ったナツメの今後は?

なんとも先が気になる物語だが、そこに希望が見えないのが心底つらいところだ……。