フルーツバスケット 第17話「うおちゃんの分ですっ!」感想――語り尽くせない想い
今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
透と今日子のもとを飛び出した魚谷は、また荒れた日々を送っていた。
しかし、ひょんなことから透と再会し庇われたことから、彼女は再び透と今日子と関わりを持つようになった。
次第に二人に心をひらいていく魚谷。
しかし、周囲は魚谷と透を「友達」とは見てくれない。
魚谷は、透たちと一緒にいるためにある決意を固める――。
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感想
引き続き魚谷の回想編。都合、1.5話分とはまた、随分な優遇措置に思える。
スタッフが個々のキャラクターの掘り下げエピソードを大事にしている……ということだろうか?
他のキャラクターの掘り下げ回にも期待したい。
透の同年代の中では、何かと大人ぶる姿が目立つ魚谷だが、それはいなくなってしまった今日子を少しでも身近に感じるための行為、なのかもしれない。
だからこそ、不良娘三人組にあんなに優しかったのだろう。在りし日に今日子からもらった優しさを、今度は自分が誰かにあげたい、という思いが、彼女に「大人の対応」をさせたのだと解釈した。
そして同時に、彼女が透にあそこまでの依存を見せる理由もよく理解できた気がする。
もし二人の性別が違っていたら、それこそ少女漫画のヒーローとヒロインみたいな関係になっていたかもしれない(笑)。