逆転裁判～その「真実」、異議あり！～Season2　第23話「華麗なる逆転 Last Trial」感想

今回の満足度：5点（5点満点中）
（以下ネタバレ）

あらすじ

ちなみの怨霊は去り、真宵が戻ってきた。
しかし事件はまだ解決していない。果たして、ちなみを霊媒していた綾里舞子を殺したのは誰なのか？
真宵を証人とした最後の尋問が始まる――。

詳細なあらすじについては、公式サイトの「ストーリー｜逆転裁判 Season2」ページへ。
公式見逃し配信はこちら→逆転裁判～その「真実」、異議あり！～ Season 2 「華麗なる逆転 2nd Trial」｜ytv MyDo!｜読売テレビ公式無料動画（一週間限定無料）

感想

原作の良い所を拾ってきつつ、成歩堂が全体的に格好良くなるようにアレンジされていて、脚本担当者の原作愛を感じた……そんな最終回だった。

「あのバイザーで隠せる位置にどうやって刺し傷がついたのだろうか？」だとか、さっきまで法定にいたはずの春美が、いつの間の奥の院へ行って掃除をしていたのかだとかはツッコんではいけないのだろう（笑）。

ゴドー＝神乃木の悔しさ、やり場のない怒りは理解出来るが……彼自身が語った通り、そこには逆恨みや八つ当たりのような感情があったことは確かだろう。
でも、それでも真宵が最後までゴドーを信じ、母親を殺されたにも拘わらず感謝の言葉を投げかけたことで、彼の心は完全に救われたのだと思う。
真宵の行動は、中々出来ることではない。

さて、非常に微妙な出来だった第一期とは打って変わって、作画・演出が非常に秀逸だったこのシーズン2。
続きが見たいくらいだが――残念ながら、原作の「成歩堂シリーズ」はこれで終わりなので、次にアニメ化するとしたら主人公変更になるだろうか？　流石にそれは難しいとは思うが……。

私的には「逆転裁判4」も好きなのだが、一部のファンからはすこぶる評判が悪いので、そういった意味でも続編は難しいかも知れない。