ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio 16「偉大なる死(ザ・グレイトフル・デッド)②」感想――孤軍奮闘のブチャラティ
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
スティッキー・フィンガーズの能力で、プロシュートを道連れに列車の外へ身を投げ出したブチャラティ。
だが、ペッシがとっさの判断でプロシュートに自らのスタンドの釣り針を引っ掛け、二人はそのまま宙吊り状態となってしまう。
それでもブチャラティは諦めない。
機転を利かせプロシュートのみを見事蹴落とし、ペッシの迎撃に向かうが……死んだはずのプロシュートのスタンド能力が解除されない。
プロシュートは、最後の力を振り絞って車体に取り付き、瀕死のその体で「ザ・グレイトフル・デッド」の能力を使い続けていた。
その事を悟ったペッシは、今までの臆病な態度から一変、覚悟を決めた殺し屋の顔となり、ブチャラティを追い詰めていく――。
「ザ・グレイトフル・デッド」による老化攻撃を免れたミスタは、暗殺チームを探し出すべく一人行動を開始する。
だが、老化を緩和しようとエアコンのスイッチに手を伸ばしたところで、待ち構えていたペッシのスタンドの攻撃を受けてしまう。
一転、窮地に陥ってしまったミスタだが、ピストルズとの連携により見事ペッシを見つけ出し、反撃に移る。
慌てふためくペッシであったが、彼の兄貴分プロシュートは、既に綿密に罠を張っており、ミスタは知らず知らずに彼の術中にはまってしまい――。
感想
ほんの少しの幸運と、最後まで覚悟や矜持を捨てなかったことがブチャラティを勝利に導いた。
もしペッシにもう少し経験と覚悟が足りていれば、結果は全く逆になっていただろうことを考えると、本当に紙一重の勝利だったのだと感じる。
また、プロシュートや(途中のみだが)ペッシが強い意志と覚悟を見せたからこそ、ブチャラティも更なる覚悟を持って、命をかけて戦いに挑めた部分もあったのだと、とも感じた。
凄惨な殺し合いであるにもかかわらず、まるで熱血バトルアニメかのような熱い戦闘だった。
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