たこわさ

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櫻子さんの足下には死体が埋まっている 第陸骨「アサヒ・ブリッジ・イレギュラーズ」感想

今回の満足度:3点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

友人達と夏祭りに遊びに来た鴻上。しかし、自分以外の友人は彼氏連れであり一人身の鴻上はどこか疎外感のような居心地の悪さを覚えてしまう。そんな気持ちも手伝ったのか、少し上の空になった途端に友人達とはぐれてしまう。そんな時、たまたま目に入った黒衣の女性。浮かぬ表情で川面を見つめる彼女が手にしていたのは、まるで「遺書」を思わせるような白い封筒。「まさか」を考える鴻上だったが、ちょっと目を離した間に女性の姿は消え、その場には封筒だけが残されていた。
女性が自殺するのではないかと心配でたまらず封筒を手に途方に暮れる鴻上。その前に、祭りを巡回中だった教師・磯崎が現れる。さっそく相談する鴻上だったが、磯崎はなんともやる気がなくぞんざいとさえ受け取れる態度を見せる。あまりに性酷薄にみえる磯崎の態度に鴻上が憤慨していると、そこに顔見知りだった巡査・内海が現れ女性の捜索への協力を申し出てくれる。
手掛かりとなるのは封筒の中に入っていた人工ダイヤの指輪、そして遺書そのものとしか思えない手紙のみ。沢山の人が行き交う祭りの会場でやみくもに女性を探しても見つかる公算は少ない。鴻上は少しでも手掛かりになれば、と櫻子に助力を頼もうと正太郎の携帯に電話するが、かけどもかけども正太郎の応答はなく――。

感想

鴻上さん大暴走の巻。以前から暴走癖の片鱗を見せていた彼女ですが、今回でそのキャラクターが定着した印象。最も、彼女の暴走は押しつけがましい善意だとかそういったものではなく、人間として当たり前に持っていてほしい感情に基づくものですから不快には感じないのですが。
……まあ、今回は磯崎がヘイトを集めまくってくれたのでそう感じただけかもしれませんが(笑)。学校でもあの感じなんですかね、磯崎先生。あからさまに過去に何かあるという「これから彼の話があるのよー」という前振りになってますね。
にしても、普通あの流れなら鴻上さんと磯崎にフラグが立ちそうなものですが、悉く磯崎が台無しにしましたね。まあ、そもそも鴻上さんが正太郎よりも櫻子さんにフラグ立ててるような人なので仕方ないのでしょうが(違
指輪を投げ捨ててしまった櫻子さんはいくらなんでも独善的過ぎるよな、と思ってしまったのですが、穿ってみればもし万が一彼女の「推測」が外れていた場合、やはり女性は身投げしてしまう結果になるだろうから、少しでも鴻上さんが気に病まぬように自分が独善的な態度を取って見せた……とも受け取れ――ないか、流石に(笑