たこわさ

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うしおととら 第拾四話「婢妖追跡〜伝承者」感想

今回の満足度:3点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

ようやく北海道に辿り着いた潮ととらだったが、息をつく間もなく「白面の者」の斥候・婢妖に襲われてしまう。不意を突かれた潮だったが、突如現れた少女により救われる。彼女は関守日輪、光覇明宗の育てた「獣の槍伝承者候補」の一人だった。
「自分達から獣の槍を奪った」と逆恨みに近い感情を潮に抱く日輪は、潮に対し「お前がきちんとした修行を積んだ人間であれば今までの妖怪達との戦いでもっと犠牲を少なくできたはず」と厳しい言葉を投げかけ、自分に槍を渡すよう強要する。日輪のあまりの剣幕と槍のせいで戦いに巻き込まれてしてったという想いから、潮は槍を日輪に手渡してしまうが――。

感想

獣の槍伝承候補者、日輪と流が登場。
日輪の言は正論も含まれるものの基本的に逆恨みに過ぎず、潮だからこそ切り抜けた窮地に対する評価が欠けていると原作当時も感じたものだが……アニメでも全く同じ印象を受けた。この点については、日輪が傑出した人格者だったら潮が獣の槍を渡さない理由が少なくなってしまうので、あえて憎まれ役(というかかませ犬)ポジションになる必要があったのだな、と今更ながらに思った。
流については……少々熱血に演じ過ぎではないだろうか? と違和感を覚えるも、どこか飄々とした彼のキャラクター性の本領発揮は再登場後なので、その時には修正されている事を期待。
戦闘シーンについては作画の乱れなどもなく十分に迫力を感じたが、二本立てだったせいもあり少々短すぎるようにも感じてしまった。この点、全体的に戦闘シーンが間延びしやすい本アニメの傾向も鑑みると、ほんの少しのさじ加減で印象が全く分かってしまう戦闘描写の難しさを再認識させられた。