たこわさ

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うしおととら 第弐拾壱話「四人目のキリオ」感想

今回の満足度:3点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

一ヶ月振りに登校した潮は、クラスメイト達の変わらぬ態度に人の温かさを感じ、何気ないと思っていた日常がいかに大切なものであるのかを噛み締める。しかし、事態は潮を放ってはくれなかった。麻子と真由子達と下校中、潮は不思議な雰囲気を持つ少年キリオと出会う。彼こそは獣の槍伝承候補者最後の一人であり、何か目論見があって潮に会いに来た様子だが、他の伝承候補者と違い獣の槍への執着を見せるどころか、逆に自分の持つ「エレザール鎌」を誇っており、潮と獣の槍よりも自分とエレザールの鎌、とらよりも自分のお付きである妖怪・九印の方が強いと言い放つ。挑発されたと感じたとらは九印に襲い掛かるが、九印にはとらの雷も炎も爪も通じない。
二人と二匹が揉めているその時、上空に突然ヘリが現れる。ヘリから現れたのは傷を負った紫暮の姿だった。紫暮によれば白面の者の分身である強力な妖怪・くらぎが光覇明宗の本山を襲撃し、苦戦を強いられているのだという。今こそ獣の槍の力を見せる時だと意気込む潮と、槍などではなく自分とエレザールの鎌さえあれば十分と自信満々のキリオ。二人を乗せたヘリは一路、光覇明宗本山へと向かうが――。

感想

キリオ登場。原作よりもきつめ顔つきになっている印象ですが、段々と険が取れていく事に期待。
潮の公式デビュー戦としては、白面の分身に全く歯が立たず、お役目様の犠牲によりかろうじて勝利を拾うという惨憺たる有り様でした。しかしながら、お役目様の言葉通り、この戦いでは「潮と獣の槍の力だけでは白面の者には勝てない」という教訓を得られたわけで、それが今後の戦いの中で何よりの武器になる……はずなんですが、キリオにはその言葉は欠片も伝わっておらず、一部の僧達も「自分達や獣の槍で傷一つ付けられなかったくらぎを倒したキリオ」に一目おいてしまっているようで。紫暮の言葉通り、キリオ一人の力で倒したはずではない訳ですが。
それにしても、潮はジエメイの時と同じような形でお役目様を失ってしまったんですね。ここからどうやって彼が立ち上がるのか……本当の試練の時が近付ているようです。