たこわさ

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ #8「寄り添うかたち」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

すれ違いざまにタービンズの艦に乗り移り、少人数でブリッジまでたどり着いて見せるというオルガ達の決死の「パフォーマンス」に感心した名瀬は、マルバの醜態に嫌気がさしたのも手伝ったのか、オルガ達との話し合いに応じる。鉄華団テイワズの傘下に加えてほしいと切り出すオルガに対し、名瀬はテイワズのボス・マクマードへ渡りをつける事を快諾する。
タービンズと共にテイワズの本拠地となっている巨大船・歳星へと向かう鉄華団の一行。前回の戦いで「役に立てなかった」と悔やむ三日月は、毎日のようにテイワズの艦へ通いラフタを相手に戦闘シミュレーションの日々を送る。一方、オルガとビスケットはある懸念事項を抱えてた。火星居残り組の鉄華団から連絡があり、運転資金が底をつきそうになっていると伝えられていたのだ。オルガ達はある決意をもって名瀬のもとを訪れるが――。

感想

名瀬ハーレム、正直に羨ましいレベル! そして名瀬がナイスガイだから全然ムカつかない!(笑
オルガのあまりの青臭さには名瀬ならずとも思わず呆れてしまう所ですが、同時に彼の人間臭さや、少年達が彼に全幅の信頼を寄せる理由も分かったような気がして、笑う気にはなれず。オルガにとって何より幸運だったのは、出会った相手が名瀬だったという事でしょうね。きっと彼にとって初めて出会うまともな「兄貴分」でしょうから。オルガの危うさが同時に魅力であり伸びしろである事を見抜いて育てようと促してくれる人に出会えてよかったね、といったところか。
名瀬が定義付けた「家族」という括りは、きっとオルガにとって福音だった事でしょう。名瀬に「気付かされた」オルガが、今度は煮詰まっている三日月の心を解きほぐす……きっとこの「家族」という絆が、今後も少年達を助けていってくれるはず。……まあ、岡田さんが脚本なのでどっかで酷い目に遭うでしょうがめげるな(ぉ
しかし、今回もモビルスーツが動かないエピソードだったのにしっかり面白かったですね。ロボットアニメなのにきちんとこういったドラマ重視の回でも手を抜かない制作側の姿勢には、最早信頼感さえ覚えてしまいます。