たこわさ

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ヤング ブラック・ジャック 第1話「医者はどこだ!」感想

今回の満足度:3点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

学生運動が盛んだった時代、本越大学付属病院でも学生達が徒党を組んでインターンの待遇改善を訴えるデモを行っていた。そんな折、大学に近くで発生した列車とバスとの衝突事故の怪我人が大量に搬送されてくる。全くの人手不足の状況の中、インターン岡本舞子は学生達に手伝うよう頼んで回るが、デモに夢中な学生達は全く聞く耳を持たず、途方に暮れてしまう。そんな舞子の視界に、一人の学生の姿が映った。他の学生達とは一見して雰囲気の違う、顔に大きな手術痕を残す医学生――彼こそ間黒男、後のブラック・ジャックだった。
黒男の協力を取り付けた舞子は彼と共に院内に戻り、応急手当などの手伝いを始める。その時、新たに一人の重症患者が運ばれてくる。事故で片手片足を切断されてしまったその少年を診て、医師は手足を繋げるのは不可能だと判断し、それを聞いた少年の両親は絶望する。「命を助けるには手足を諦めるほかない。それが嫌なら他の病院へ」という医師の言葉に打ちひしがれる両親。そんな光景を前に、黒男は少年の容体と切断された手足を一頻り観察すると、少年の両親にこう告げた「そのオペ、俺に任せてくれるならば、繋げる。必ず繋げてみせる」と――。

感想

違法手術・法外な報酬の提示・患者の家族による裏切りオチ――といきなりブラック・ジャックという作品を象徴する要素のオンパレード……でも「どうして闇医者ブラック・ジャックが生まれたのか」を描く物語のはずなのにいきなり全盛期のブラック・ジャック先生と同じことをやらかしてくれて違和感バリバリなんですが。学生時代の間黒男もこんな人だったっけ? と疑問に思いつつも、原作のその辺りの記憶は少々あいまいなのであまり深く突っ込めなかったり。
手術シーンなどについては必要以上にグロく描いたり無駄に注力し過ぎたりしないで程よい感じ。ただ、いきなり列車事故とかエグイ題材をもってくるな、とは思い。
ヒロインっぽい岡本舞子の役回りが気になる所ですが……原作の設定を遵守するなら恋愛関係にはならないのでしょうね。しかし第一話から違法手術の片棒を担ぐとか中々胆力見せ付けてくれますね(苦笑