たこわさ

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城下町のダンデライオン 第12話「王冠は誰に輝く」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

次期国王選挙は遂に大詰めを迎え、最終演説を残すのみとなった。茜達兄弟姉妹はこの一年近くで得たそれぞれの答えや価値観を胸に、演説に臨む。だが、そんな中、長女の葵だけは弟妹達とはまた違った決意を固めつつあって――。

感想

非常に良い最終回でした。
変にシリアスに持っていくこともせず、奇をてらい過ぎず、それでいて程よい緊張感とカタルシスを演出し、ある一定の答えへと物語を導く……お手本と言っても良いまとめ方だったのではないかと思います。
最終的に次期国王に選ばれたのが修、というのも実に納得な流れ。他の兄弟姉妹がどちらかというと自らのアイデンティティと向き合う描写が多かったのに対し、修は国王になるという事の意味や目的と最初から向かい合っていて、佐藤さんとの触れ合いを通してそれを確かなものにしていったように描かれていましたし。
原作はまだ未完結のようですが、おいおい、手を出してみたいな、と。