たこわさ

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Charlotte 第五話「いつか聴いた音」感想

今回の満足度:2点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

新たなターゲットは「空中浮遊」の能力者。その人物が現れたという山中にキャンプを張り、張り込みを続ける友利達だったが――。

感想

麻枝准作品と言えば緑川光氏が演じる各種「斎藤」とイコールと言って過言ではないだろう(?)。今回も無駄にイケメンボイスだがネーミングセンスが残念な斎藤が現れ、「またか」と脱力すると共にどこかほんのりと安心感も覚えてしまった。
伏線、と言ってしまうにはあまりにもあからさまな要素が所々で見受けられた。いきなり友利が女生徒達にリンチされるシーンには少々度胆を抜かれたが、彼女が日常的に暴力を振るっているという事実が判明*1した事で、友利の喜怒哀楽の激しさが自分でも制御不能である事が確実になったように思える。ただ、今まで有宇と接するときには常に無感情の仮面を被っていたのが、今回は実に感情豊かに接していた事も何かの伏線のように思われ、一筋縄ではいかないのかもしれない。友利と有宇を見守るような高城の態度も気になる。
今回は山中という事で派手な動きをしても目立たない訳だが、やはりいつもの衆人環視の中で能力者である事が大っぴらにばれるような行動を平気でする友利の手法には首をかしげてしまう。もしかすると、彼女がいつもビデオカメラを構えている事が何らかの伏線になっているのかもしれないが。出先にまで有宇の「記録映像」を持ってきたことも何らかの意味があるとも取れるが、今までのお粗末な展開からみるに買いかぶり過ぎなのかもしれない。良い意味で予想を裏切ってもらいたいところ。
井戸の件が前振りになっていた所には思わず失笑してしまったが、脚本全体はやはりどこかご都合主義というかどうにもツギハギ感が否めず、いつもと同じ印象に終わった。

*1:ただし高城の台詞で以前から示唆はされていた。