たこわさ

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グリザイアの楽園 7話「ブランエールの種III」感想

前シリーズ視聴済み。原作未プレイ。
(以下ネタバレ)

あらすじ

タナトス」の協力を得た由美子達は、「彼女」の提案・指示に従い雄二奪還作戦の為の資金作りと武器の調達など下準備に奔走する。
由美子はネット売買による資金稼ぎと財務管理を、天音は作戦実行時に向け周辺ルートと時間間隔の把握を、蒔菜と幸はタナトスが手配した「おもちゃ」を受け取りに、みちるは由美子が稼いだ資金をもとにタナトスに指示されるまま世界を飛び回り、怪しい取引を繰り返し莫大な金額を稼ぐとともに「色々なもの」を購入。準備は着々と進んでいた。
タナトスは由美子達に協力する一方で、美浜学園を失い途方に暮れていた千鶴と、雄二に近しい事で軟禁状態にあったJBにも接触していた。由美子達の知らぬ所でも、タナトスによる計画は着々と進行しつつあった。
彼女らが雄二奪還作戦を目論む一方、ヒース・オスロも雄二を確保すべく準備を進めていた。政府が意図的に漏えいした雄二の移送情報によりヒース・オスロが雄二の身柄を強奪するという出来レース。それを前に、美浜学園の面々はどう立ち向かうのか――。

感想

タナトスさんこえーまじこえー。この分だと学園の面々の恥ずかしいあれやこれやもばれてるぜー(ゲス顔
タナトスの全知全能を思わせる采配はもちろん十分恐ろしいのですが、十万そこらの資金をもとにネット売買だけで百倍以上に膨れ上がらせる由美子の商才も恐ろしいですよね。これが中長期的な資金稼ぎだったのなら、タナトスがみちるにやらせたような規格外の売買は無理でしょうが、世間一般で言う「一生遊んで暮らせる」程度の金額はあっさり稼げそうですね。もし彼女が大っぴらに自分の名前で取引が出来る身分だったのならば、美浜学園の運営資金位余裕で稼げていたのかもしれませんw
由美子が第一期からは想像もできないような有能さを発揮する一方、他の面々は元々持っていたスキルを十分に活かしつつあるようで。天音は運転技術だけでなく皆の「おかん」的な役割を果たしていますし、蒔菜は雄二仕込みの狙撃のテクニックを「実用」する事に迷いはないようですし、幸は一見細々したお手伝いをしているように見えて何だか物騒な買い物を大量にしているようですし、みちるは……ええと馬鹿と鋏は使いようという事で!
相変わらず天音がタナトスの正体に気付きそうで気付かない事にもやもやしている方も多そうですが、あれはタナトスがあえてギリギリで気付かれないような振る舞いをしているからかもしれませんね。あと、穿った見方をすれば「今はそれに集中する」という天音の台詞とその表情から、実はあの瞬間彼女の予感は確信に変わっていた可能性もあり。この辺りは今後楽しみな展開の一つになりそうです。

千鶴とJBも退場する事を許されない様子。万能に見えるタナトスさんですが、ヒース・オスロとの交渉は半ば失敗していますし、雄二の身柄を安全に確保する事にも失敗(?)している訳で、やはり手駒もとい戦力は少しでも増強しておきたい所なんでしょうね。JBはともかく、千鶴が何の役に立つのかは不明ですが……曲がりなりにもあんな特殊な学園を任されていた人物な訳で、やはり何らかの能力をお持ちなのでしょうか。

しかし、タナトスがみちるに稼がせた莫大な資金の使い道が気になりますね。当然の事ながら、雄二を奪還してもその後政府の手から逃れるor彼らを黙らせるような材料が必要になるはずなので、恐らくはその辺りの為の下準備なのでしょうが、あれですかねどっかの小国とか丸ごと買い上げたりしたんでしょうかねw