たこわさ

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グリザイアの楽園 9話「ブランエールの種V」感想

前シリーズ視聴済み。原作未プレイ。
(以下ネタバレ)

あらすじ

雄二を奪還し海で待つ由美子のもとへ辿り着いた天音達。その前に突然、巨大な潜水艦が姿を現す。呆気にとられる彼女達の前に更に姿を現したのは、自らをタナトスと呼ぶ少女――風見一姫その人だった。
思わぬ再会に子供のように泣きじゃくりながら一姫に縋り付く天音。しかし、いつまでも「感動の再会」を喜んでいる時間はなく、一姫は次なる一手を打つために動き出す。「美浜学園」と名付けられた潜水艦は、便宜上の持ち主を千鶴へと移管し、麻子が雄二の為に遺していた個人所有の南の島へ行くという。だが、その前に雄二にはオスロとの決着をつける必要があった。
一姫は問う、このまま腕を切断して爆弾を外し逃げる事も出来る。その場合、自分が後の事はどうにかする。それでもオスロとの決着をつけるのか? と。雄二の答えは既に決まっていた――。

感想

一姫と天音の再会には中々グッとくるものがありました。一姫も建前でなく天音の事を大事に思っていたらしいこともはっきりと分かり、何だか安心。体格ではすっかり大人と子供位の差が出来てしまっているのに、事故の頃と変わらず一姫が天音のお姉ちゃん、みたいな雰囲気を保っていて実に素敵な関係ですね。つまり一姫は、天音の事を弟の嫁候補として既に調教済み、と(?)。*1
ミリーだけじゃなくJ少尉まで雄二を助けに来ていたなんて……果報者ですね、雄二は。ロビーの嫁については、一姫の表情からかなりリスクを伴った人選だったようですが……彼女の協力が無ければミリー(少尉も)はこのまま豚箱行or銃殺刑でしょうから、それでは雄二の世界を守る事にはならない、という計算に基づいているのでしょうね。あるいはあの苦渋に満ちた表情は、弟とロビー嫁はきっと恨みつらみに一定の決着をつけてくれるだろうけど、弟にとって消せない過去の罪の形を決定的に突きつける事になるから、それが何よりつらかった、というだけなのかもしれません。
本当に一姫はブラコンですよね……。しかし、「こんなことはお姉ちゃんだけに」って雄二お前実姉に何をした!?www

さてさて、JBは現場に返り咲き、彼女を市ヶ谷まで送るというミリーも既に雄二に押し留めらてるのでそのままお別れする事になりそうではありますが……雄二ハーレム結成が一姫の目的の一つ、という推測は半ば的を射ていたようです(笑) 雄二ハーレムであると同時に一姫ハーレムでもあるのでしょうが。参謀として由美子、愛妻(笑)として天音、偵察&狙撃手として蒔菜、何でもありなメイドとして幸、愛玩動物兼雑用係としてみちる、あとついでに保護者として千鶴、といった所か。
みちるの扱いがすっかりオチ担当になっていますが、もしかするともう一人のみちるのトリックスターとしての役割も期待して、一姫は彼女をメンバーに加えたのかも。

*1:自分の愛人として調教済み説にも一票(ぉ