たこわさ

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グリザイアの楽園 8話「ブランエールの種IV」感想

前シリーズ視聴済み。原作未プレイ。
(以下ネタバレ)

あらすじ

雄二の移送が始まり、美浜学園の面々はそれぞれの配置について機を窺っていた。だがその時、ヒース・オスロの配下が雄二を確保する為に護送車を襲撃という予想外の事が起きる。しかし、タナトスは事前に複数のプランを提示しており、彼女と由美子は即座にプランを変更しそれに対応、蒔菜が狙で車両を破壊し、幸が強襲により敵を無力化、無事雄二を確保し、タナトスの用意した特性軽トラックで駆け付けた天音(とおまけのみちる)と合流しその場を離れる。
事は順調に運ぶかに見えたが、その時タナトスに異変が起こる。メインシステムに彼女の行動がばれ、次第にその行動の自由を奪われつつあるのだという。それに加え、ヒース・オスロの放ったヘリに追いつかれてしまい、危機に陥る天音たち。しかしその時、元ヤブイヌ小隊のロビーから突然連絡が入り、タナトスが用意していた「保険」が救援に向かっていると伝えてくる。天音たちの目の前に現れた「保険」、それは雄二を助けるべく軍からの戦闘ヘリを強奪して駆け付けたミリーだった。
一方その頃、メインシステムにより追い詰められつつあったタナトスは、ロビーのハッキングによりシステムから切り離され、とりあえずの危機を脱していた。更に自らの安全を確保する為に、タナトスはJBに自らのコアを回収するよう要請していた。システムのもとへ辿り着いたJBのもとに現れたのは、人間の形を保ったままの一姫の姿で――。

感想

前回、タナトスはみちるに逃亡手段となる何かを購入させていたと思わせる描写がありましたから、今回彼女の口から「船」という単語が出た時には「ああ、やっぱり」と思ったのですが……まさか潜水艦(しかもでっかい)だとは思いませんでしたw
海中からざっぱーんと浮上した潜水艦、そのハッチから出てきた一姫は、救いの女神というよりはさながらラスボスっぽい雰囲気を纏ってましたね。「タナトスです(カシャカシャ)」には思わず失笑。ライダーマンみたいな腕になっちゃってるのになんだか楽しそうですね。
そして、彼女の姿を目撃した天音の表情が、もうね……。前回、「もしかしてタナトスさんは、あえて自分の正体が天音にばれないように振る舞っていたのではないか」という推測をしましたが、その説を採用すると、一姫はインパクト大な再会の瞬間を演出して、天音の心をがっちりキャッチする事を狙っていたのかも、などと思ったり。推測と言うより妄想ですが。

雄二が抜け殻状態ではなく、助けに来た幸の事をきちんと認識していたその身を案じたり、軽トラから振り落とされそうになったみちるを助けたりと、きちんとヒーロー属性を失っていなかったのはなんか嬉しかったですね。爆弾を外す為に彼にはこれからヒース・オスロと対決してもらわなければいけない訳ですから、しゃんとしてもらわないと。……まあ、一姫が生身で生きていた事を知れば普通に復活してたんでしょうがw

一点分からなかったのは、幸がなんであんなに強かったのか、という事。あれは襲撃された方の主観で、実際はオスロの手下たちはもうヘロヘロで例えみちるだったとしても楽々倒せる状態だった、という可能性も考えてしまいますが……。あれですか、メイドの嗜みでしょうか?w 以前の彼女はどんなことでも頼まれれば(度を越したレベルでも)実行する、という強迫症的な問題を抱えていましたから、もしかするとみちる辺りに「一流のSPとして護衛して」とか頼まれて凄まじい修練を積んでいたのかもしれませんな(苦笑