たこわさ

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天体のメソッド 第3話「記憶のありか」感想

(以下ネタバレ)
霧弥湖町でのオリエンテーリングが行われた。こはる、柚季、汐音と同じ班になった乃々香だったが、相変わらず汐音は乃々香に素っ気ない態度をとる。何とか仲良くなろうと汐音の事を下の名前で呼んだ乃々香だったが、かえって汐音の怒りを買ってしまう。汐音の頑なな態度に、こはるはその理由を問いただすが――。

みんな揃って健忘症、という訳ではなく、汐音以外も乃々香と遊んだ記憶をしっかりと覚えていた模様。柚季が「あの子」呼ばわりしていた所をみるに、「名前は知らないけど仲良く遊んでいた間柄」だったのでしょうかね? それならば、汐音以外が乃々香の事に気付かなかった事もうなずけますが、そうなると汐音さんはどれだけ乃々香の事好きだったんだよ、という事になりツンデレというかヤンデレというか、愛が重いタイプのようで(笑)。

一方、乃々香はノエルに記憶を刺激されてようやく過去の事をはっきりと思い出していたので、やはり記憶になんらかの操作を受けていたんでしょうかね? それとも、町を離れて間もなく母親が亡くなってそのショックで幼い頃の記憶をうまく思い出せずにいた、とかかもしれません。
まあ、何にせよ理由もなく都合のいい健忘症になっているギャルゲの主人公状態ではないようで、少しだけ安心(?)。

さて、汐音と柚季は、乃々香が円盤を呼び出すだけ呼び出しておいて自分はさっさと町からいなくなってしまった、という事で腹を立てているようですが、第1話での描写を見るに、みんなで行ったチャネリング(?)は失敗していたようだし、「もう一回やってみよう」と言っている乃々香をおいてみんな帰ってしまっていたので、どうやら黙って町を去ってしまった事への寂しさと、突然円盤が現れたというパニックを混同して、乃々香の事を逆恨みしているだけのようにも思えますね。
少なくとも汐音は乃々香の事を本当に好きだったようですから、自分の心を守る為に乃々香を悪人に仕立て上げるしかなかったのでしょう。
柚季の方はまた事情が違いそうですね。双子の兄・湊太との仲違いの原因が円盤と「あの子」と語っていましたが、円盤の方はオマケで実は「あの子」つまり乃々香の事が原因なのではないかと邪推。柚季は少々度を越したブラコンのようですから、乃々香がいなくなった事で当時の湊太がひどく落ち込んで、それを慰めようとしたら邪険に扱われて嫉妬の炎が燃え上がってしまった、とかそんなところでしょうか? もしくは、汐音と同じく乃々香を悪人にする事で喪失感を乗り越えようとした事を湊太に窘められて……とか。
どちらにしろ、柚季も汐音も愛が重くて面倒くさそうです(ぉ
湊太とこはるはともかくとして、汐音と柚季とはしばらくもめる事になりそうな乃々香ですが、早くも正体を明かしたノエルが彼女らの仲違いに終止符を打つ役目を追ってくれるのか、それとも更に場をかき回すのか……。

ちなみに、アバンタイトルの汐音さんが中学生にしてはセクシーダイナマイト過ぎて、あれこれってもしかして未来の光景? とか一瞬思ってしまったのは秘密だ! いいぞもっとやれ! とか思ったのはもっと秘密。