たこわさ

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ニセコイ 第20話「ホンバン」感想

原作既読。
(以下ネタバレ)
千棘と和解した楽がロミオとジュリエットの本番に挑むも、数々のイレギュラーが発生しとんだドタバタ喜劇になってしまうお話。
狙ったように各ヒロインそれぞれに見せ場がありましたが、エピソード自体は概ね原作通りだったりするので、決してアニメオリジナル展開でお茶を濁した訳じゃない事をここに強く強調しておくのであります!(?)
集の悪ふざけナレーションは、小咲の為に芝居を成功させようと頑張っている楽の奮闘をあざ笑うもので正直不愉快に感じてしまったのですが、もしかすると万里花やクロードの乱入も見越しての演出だったのかもしれない、とも思ったり。まあ、十中八九考えすぎでしょうが。
基本的に千棘が自分の気持ち――楽に恋してしまった――に気付いて、二人は以前よりも少しだけ距離を縮めて、と千棘さん大勝利! なエピソードなんですが、それでも最後に小咲とのワンシーンを入れてくる辺り、実にいやらしい構成と言えますね(褒め言葉)。
しかしまた、20話とは中途半端に収めたものです。せっかくならカットした原作エピソードも含めて2クールフルで使えばよかったのに、と思うのですが、そこはきっと大人の事情があるのでしょうから深く突っ込まない事にしつつ、原作愛に満ちた今回のアニメに惜しみない拍手を送りたいと思います。