たこわさ

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蟲師 続章 第一話「野末の宴」感想

(以下ネタバレ)

かつて父が語った「黄金色に光る酒」を追い求め遂に作り上げたその酒は、飲むと幻覚が見えてしまう代物で――。
第一期から時間があいている事もあってか、ほんの少しだけ説明台詞ともとれる言葉があったものの、全体的に雰囲気を壊すことなく完成度の高い第一話でした。
並みいる蟲師達をして「本物」と勘違いさせてしまった「光る酒」。酵母によく似た蟲により光酒を偽造できると言われながらも誰も完成させられなかったそれを、蟲とは無縁な蔵人が完成させたという一種の皮肉は、「餅は餅屋」といった一種のプロフェッショナルに対するリスペクトの気持ちからのものかもしれませんね。