たこわさ

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ルパン三世 第12話「イタリアの夢 後篇」感想

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

まだ少女だったレベッカが唯一愛した男・浦賀。天才科学者だった彼の遺した奇妙な手稿の謎を解くべく、解読作業に挑んだルパンは見事隠された暗号を見つけ出すが、気が付くと周囲は奇妙な生物が徘徊するどこかの街の光景に。訝しがりつつも街中を探索するルパンはやがて、少女時代のレベッカと死んだはずの浦賀に出会い――。

感想

精神世界の中の奇妙な光景、その描写がなんとも秀逸。蟲達が一体何のメタファーだったのかまでは量りかねるが。少女時代のレベッカの可愛らしさも相まって、実に印象的なエピソードだった。
ニクスが高周波に弱いという設定は、天下のMI6が暴走した彼を制圧するのに仰々しい部隊を編成している事を考えると何とも皮肉というか間抜けというか。組織がニクスの能力の秘密を把握していないという事になってしまう。これでニクスが「イタリアの夢」の実験の過程で生まれた存在だった、とかいう設定が出てきたら矛盾もいいところなので、その線は無しだと思いたい。
職務に忠実ながらも「腐れ縁」としてルパンの命を救って見せた銭形警部の手並みは激渋。