凪のあすから 第18話「シオシシオ」感想

凪のあすから 第3巻 (初回限定版) [Blu-ray]

（以下ネタバレ）
美海だけに聞こえる謎の音を頼りに潮流の隙間を抜け、遂にシオシシオに帰り着いた光と要だったが、そこは村人達が死んだように眠り続ける静かな世界が広がるだけだった。夢に描いてきたシオシシオの、村全体が眠りについてしまった様子に消沈する美海だったが、その時、「まなかの気配」を感じ――。
美海の反応に怒りをぶつけるだけではなく、きちんと感謝の言葉をかけるのを忘れていたと自ら気付く光は、やっぱり登場人物の中でもトップクラスに気が回るやつなんですよね……。ただ、理解はしていても感情的になってしまって機会を逸してしまう事が多いわけですが（苦笑）。対照的に、気付き過ぎて言うべきタイミングじゃないのに言ってしまうのが紡か。
うろこ様の導きもあって無事まなかを発見した光達ですが……まなかのエナが失われようとしているのって、やっぱりその分が美海に宿ったと考えるべきなんですかね？ まなかのエナを受け継いでいたから、謎の音――おそらくはまなかの呼び声――が美海にだけ聞こえたのか。

さて、まさかまなかがあっさり見つかってしまうとは思いませんでしたが、この様子だと地上に連れ帰っても目を覚まさないとかそんな展開になりそうな。うろこ様の真意や思わせぶりな台詞もこれから起こる災難の前触れのような気がしてしまい……。美海が不幸になる展開だけは勘弁なー。