たこわさ

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東京レイヴンズ 第17話「DARKNESS EMERGE -髭切-」感想

原作未読。
(以下ネタバレ)
自分を戦闘に出向かせない鏡の措置に不満を溜め込んだシェイバは遂に暴走し、春虎達に襲い掛かってきた。しかも、双角会残党の仕掛けていた霊災トラップが発動してしまい、春虎達は追い込まれてしまう。駆けつけた冬児・天馬・鈴鹿の助力により一時的に逃げおおせたものの、他の塾生たちも逃げ込んでいた袋小路の部屋に追い込まれてしまい――。
春虎覚醒変!*1とでも言うべきエピソードでした。鏡に指摘されたとおり、呪術の素養はむしろ高かったものの知識と力の歯車が嚙み合っていなかった春虎。それがギリギリまで追い詰められ、主である夏目の危機が迫ったその時、文字通り歯車が嚙み合うかの如く開花した才能、それは今までに目にした呪術について、その本質を理解し自ら行使できる、というものだったようで。鈴鹿のオリジナルの術でさえも、ついさっき目にしただけなのにすぐに使いこなしていた所を見るに、それは異例の才能なのでしょうね。
しかも、相対した者の本質さえも看破し、それに対抗するための術を即組み立てられるというのだからチートも良いところ。
この春虎の能力って、現代の陰陽術の礎となっているのが夜光の遺した帝式だという事を鑑みるに。彼に由来するものだったりするんでしょうね。夏目が春虎に施した術の結果なのか、春虎が夜光の血を強く受け継いでいたからなのか、それとも――?

さて、シェイバとの戦いの中、遂にクラスメイト達に夏目が女である事がばれてしまいました。戦いの後、春虎が必死に弁護していた事から、多分質問攻めにあってしかも良くない印象をもたれていたのでしょうが、そこに追い討ちをかけるように、信頼する仲間である京子からの「嘘つき」という手厳しい言葉。夏目の表情からは「京子は自分を庇ってくれる」と思っていた様子が見て取れますから、罵声を浴びせられて余計に傷付いた事でしょうね……。まあ、意中の相手が実は同性だったのだから京子のやりきれない思いも仕方なし、とは思いますが。

そしてその一方、遂に陰陽庁に巣食う影の正体が。天海が必死に追っていた陰陽庁における夜光信者の黒幕がまさかトップである倉橋その人だったとは……。流石の天海も十二神将クラスの敵三人相手は無理だったのか、焼け焦げた扇子の姿がその末路を表している模様……(´;ω;`)

それにしても、せっかく春虎が大活躍する回だったのに、作画が崩壊している上にキャラクターが棒立ちしているシーンが多くて残念でしたね。服装がシーンごとに微妙に異なる部分もあったり。
そういえば大友先生と道満の超絶バトル回でも、Orzしてるはずの天馬が普通に立ち上がっているシーンが混ざってましたが、やっぱり相当ギリギリの労力で作っているのだろうな、としみじみと。

*1:誤字ではない