凪のあすから 第五話「あのねウミウシ」感想

凪のあすから 第1巻 (初回限定版) [Blu-ray]

（以下ネタバレ）
ちさきの光への想いがまなかにバレてしまう一方で、光の尽力も有りあかりと美海が和解するお話。
まなかがちさきの想いを知るのはもう少しあとかな？ などと思っていたのでここで爆弾投下されたのは少々予想外。まあ、その分まなかの葛藤を丁寧に描くのかもしれませんが。そして紡の飾らない言動が必ずしもいい方向に進まない、という事が明示されて実はそこの所が重要なんじゃないかな、と。
一方で光は姉の為、幼い知人の為に獅子奮迅の活躍。今回のエピソードで「光が成長した」と感じた人もいるかもしれませんが、険はあったものの第一話から光は十分に物事をよく理解し行動していたんですよね。表面的なヤンチャさだけに目を向けて彼を評価するのはちょっと洞察力不足かもなー、と。
さて、光達の尽力もあり、ようやく本音を話してくれた美海。それとシンクロするように至の前で本心を叫び嗚咽するあかり。自分の心に素直になった事で、ようやく正面から向き合えた二人。元々仲良しだった彼女達だけに、一度壁を乗り越えてしまえば和解するのは簡単な事でした。
しかし、これで完全に美海→光フラグが成立してしまった感がありますね。流石に本筋には絡んでこない要素だとは思いますが、この事が後々光にとって福音となるか、災いの種となるか。
そして、父親は応援してくれているものの、あかりの未来にもなにやら暗雲が。海神さまが里の人間を地上に上げたくない理由は、うろこ様の口ぶりからすると地上になにやら災いが起こるから、とも取れますが。どうなることやら。