たこわさ

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革命機ヴァルヴレイヴ 第10話「恋の選挙公約」感想

サブタイトルは公式サイト表記を採用。
(以下ネタバレ)
七海の提案により、新生ジオールの代表として総理大臣を選出することになった。だが、多くの生徒達から期待を寄せられているショーコは「立候補しない」と何故か乗り気でない。いつもと違う彼女の様子にハルトは――。
上げておいて落とす。この手のアニメでは定石ともいえる展開ですが、これは辛い……。ハルトとショーコ、二人の心は確かに通じ合っていた筈なのに、最早ハルトが人間ではないという現実がこんな形で突きつけられるとは。
巻き込まれた形になったサキが浮かべた涙の理由は、ハルトに犯されたというショックよりも、ハルトとショーコが結ばれることはない――他ならぬ彼女が語ったその言葉――という事実をかみ締めたからこそ、かもしれません。事後の落ち着いた様子から、彼女はどこか達観にいたったかのような雰囲気さえあり。
さて、ハルトの発作が「噛み付き」ではなく性交渉という形で表出したのは、恐らくヴァルヴレイヴ一号機にだけ存在するというガイドプログラムの「彼女」の仕業なんでしょうね。事あるごとに性的なそれに興味があるような素振りを見せていましたし。そして今のところサキに発作が見受けられないので、恐らくは一号機のパイロットにだけ「発作」が起こるということか。
にしても、主人公がレ●プって所に富野作品へのオマージュを感じると共に、ハルトの本位じゃなかったという所に種へのアンチテーゼを感じてやまなかったり。こらだれだ、「革命機ヴァルブレイプ」とか言ってる奴は!(ぉ