革命機ヴァルヴレイヴ #14「大気圏の兄妹」感想

革命機ヴァルヴレイヴ 2nd SEASON 1(完全生産限定版) [Blu-ray]

前期視聴済み。
（以下ネタバレ）
アキラが引きこもりになった原因とサトミが妹を過保護に扱う理由が明かされるお話。
兄想いが高じて国立機関へのハッキングを成功させてしまうというアキラは実に重いし自業自得だな、などと思ってしまいましたが、いくら妹が勝手にやった事とはいえ庇う素振りも見せられなかったサトミも気持ちは分からないでもないけれどもやっぱり兄貴としてどうなんだろう、という事で実にどっちもどっちな兄妹ですね。
まあ、アキラが咲森学園で居場所を確保できていたのはサトミがあれやこれや手を回した結果なんでしょうけれども。今回見せた聖徳太子ばりの聞き取り能力もあってサトミはこれから成長していくタイプのキャラクターなのかな、と。
一方で、自分を助けてくれなかった上に腫れ物に触るような扱いを続ける兄でも兄は兄、その失敗を何とか自分がフォローしてあげたいと決死の覚悟で飛び出したアキラは本質的にはブラコンなんでしょうね。ちょっと重いけど。
今回のお話で私の中でアキラ株が急上昇だったり。
さて、そんな連坊小路兄妹のドラマをよそに、本筋の方でも色々と動きがありました。一つは、ヴァルヴレイヴの稼動限界を伸ばす「使い魔」の登場。正直、あんな簡単にオーバーヒートしてしまう兵器はいくら高性能でも使い物にならないだろう、などと思っていたので今更感もあるんですが、廃熱システムのアナログさがやけにツボに入ってしまう格好良さだったのでまあいいでしょう。
二つ目は、マリエが遂にハルト達の体の秘密に気付いてしまった事。ショーコの親友である彼女の事ですから、ハルトに「何故その事をショーコに秘密にしているのか」とストレートな思いをぶつけてきそう。そしてまたエルエルフさんが口封じとか考えそうで怖いｗ*1
そして三つ目、ハルト達がジオールではなくドルシア領内に不時着してしまったこと。これを契機にドルシア国内の事情やらエルエルフが国を裏切る（正しくは革命を起こす）きっかけとなった出来事なんかが語られそうですね。
しかし、そんなあれこれよりもいまだ明かされぬこのアニメの最大の謎、「アキラちゃんはトイレとかどうしているのか」が気になって仕方がないのであります！（最低だ

*1:マリエについてはなにやら複雑な生い立ちであることが示唆されましたが、アキラに対する接し方とかハルトを心底心配する振る舞いだとか見ていると、今現在自分の周囲にいる人々を凄く大切に思っているのだな、という事が分かりますね。