革命機ヴァルヴレイヴ 第5話「歌う咲森学園」感想

サブタイトルは公式サイト表記を採用。
（以下ネタバレ）
独立を謳歌しているというか、少々暴走気味なところに危うさを感じる学園の面々。とはいえ、生徒会やショーコの指揮の下、分担して必要作業を行うだけの理性はあるようで。
しかし、そこに降って湧いた環境維持装置の不調。霊屋と山田が装置復旧に奮闘する一方で、寒さに凍える女子達の間に不和が生じ……。
って、いやいやいや、前回ショーコの提案にノリノリだった二宮さんが真っ先に手の平返したのはびっくりですわ（笑）。むしり煮え切らない生徒会長を焚きつけてた位なのに。しかも取り巻きがいるような立場な訳だから、影響力もそこそこあるんだろうし。いつもだったらサキのような火に油を注ぐ行為にはイラッと来るところなんですが、今回ばかりはＧＪよくやった！ と思ったり。
とはいえ、これでは収拾がつかない訳で、ハルトも男らしく仲裁に入ったもののお互いに引かない二宮とサキ。そこに、ショーコの狙い済ました「天然」を装った奇行が炸裂すると同時に、システムが復旧。二宮が捨て台詞を残していったのは気になるところですが、とりあえず場は収まりました。
やっぱりね、ハルトは等身大男子ながらも「やる時はやる」性格だし、ショーコは天然に見えて実はきちんと計算して行動している娘で、でも内面はやはり年頃の少女の脆さも持ち合わせているしで、観ていてストレスが溜まりません。やっぱり主役級のキャラクターには一本筋の通った言動をとってもらわないと、観ている方が感情移入出来ないんですよね。
で、そんな中、もう一人のヒロインと目されるサキは……「お前の初めてはショーコではない！ このサキだ！！」と言わんばかりにハルトに猛アプローチ＆無理やりキス。二宮に噛み付いた件からして、ただ単にハルトに好意を寄せている、という訳ではなく明らかにヴァルヴレイヴの力が目当てな節がありますが、これに対して肝心のハルトはどういった反応を示すのか？ ヴァルヴレイヴが複数あるという秘密をサキに握られた形になってしまった訳で、どうにも悪い方向にしか話が進まない気が。
そして今回、完全に裏方だったエルエルフさんの真意が相変わらず分からないｗ

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にしても、物理教師・貴生川の口からハルトの血縁者らしい人物がヴァルヴレイヴ開発に携わっている事、そしてヴァルヴレイヴが明らかなオーバーテクノロジーの産物である事が語られましたが……どこら辺に着地点を決めているんでしょうかね。