たこわさ

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翠星のガルガンティア 第3話「無頼の女帝」感想

(以下ネタバレ)
ガルガンティアに恩を売るつもりで海賊を撃退したレドだったが、海賊を皆殺しにしてしまった事で、ガルガンティアが海賊本隊の報復の対象になってしまう。レドを差し出すべきとの意見もある中、レドに助けられたベローズは、船団とレドとの間を上手く取り持ち、両者協力の上で海賊を撃退することに――。
「人殺しはご法度」と言う割りに、前回の海賊達は二重の意味でヤル気満々だったように見えましたが、まあ、人類が実質的な滅亡状態から何とか復活し、今もまだ海の上の限られた地域でのみ生存を許されている、という状況を鑑みるに、そういった環境下において自然と生まれた風習なんだろうという事で理解し難くは無く。現代人から見ても本来はレドの皆殺し振りの方に違和感を感じるべきでしょうしね。
最初はレドの無慈悲な行為に怒りを覚えたエイミーも、すぐに自分達と価値観が違うんだからその溝を埋められるように話し合わなくちゃいけない、と気持ちを切り替えた点についてはウジウジしていなくて実に気持ちがいい。それに一役買ったばかりか、見事にレドと船団との間の潤滑油になってみせたベローズの手腕も見事。
海賊撃退の件については、なんか結局レドとチェインバーのお陰で勝ったんじゃあ、と思わなくもないですが……。というか、あの勢いで投げ飛ばされたら中の人は死んでるんじゃあw ちょっとギャグ調にでもして海賊の頭が生きている事を描写してくれたらもっとスッキリと話を飲み込めた気がするんですが。