たこわさ

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ヨルムンガンド PERFECT ORDER 第23話「ウォーモンガー」感想

前期は視聴済み。原作はほぼノータッチ。
(以下ネタバレ)
ココの壮大過ぎる計画を受け入れられず、彼女の元を去ったヨナ。予想していた展開の一つではあったが、ヨナの離脱にショックを受けるココ。だがココは止まらない。自分の前に立ちふさがる者達を、あるものは「味方」に引き入れ、またある者は圧倒的な力を誇示して威圧し、着々と計画を進めていく……。
ココが前回語った計画の全貌はまさに「冷たい方程式」とでも呼ぶべき、人々の命を数でしか考えられないそれに思われましたが、流石にココはそこまで愚かではなく、ヨナの感情論を封じ込めてしまう程度には論理武装されていたようで。「水戦争」とか世界が抱える根源的な問題に目を向けている所を見ると、「70万人の犠牲」という言葉もただ単に小を捨て大を取る的な発想だけにとらわれた結果ではなく、もう少し対極を観た上での発言のようにも思え。
というか、今回米国やテロリストを手玉に取った手腕があれば、70万人の犠牲すら出さずに理想を実現できるんじゃなかろうか? と思ってしまうんですが、ココは別に「正義の味方」ではないので人情よりも効率を取るのかもしれませんね。