たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

さくら荘のペットな彼女 第4話「色を変える世界」感想

原作知識は漫画版を少し読んだ程度。
(以下ネタバレ)
さくら荘を出て行く決意を固めた空太。だが、ましろが七夕の短冊に書いた願い事を見て、様々な思いが駆け巡り……。
「あーもー! 青春しているなー!」と画面の前で悶えてしまいそうになりました。
そして「いい最終回だなー」となりそうですが、仁と美咲の関係のように、空太とましろの関係――天才と凡人という違う風景を見ているもの同士の恋愛――も実は何も決着してないんですよね。
まあ、それでもましろは「自分の思い」をきちんと声に出して伝える事が出来るようになったし、空太は自分が「何も出来ない」事を他人や環境のせいにしなくなった、という事で彼らの年頃を考えれば十分な成長なんでしょうが。
また、空太と自分を重ねているのか、仁の「イイ兄貴キャラ」振りが目立ちましたね。美咲に対する態度も微妙に余裕のあるものになったように見え。*1彼にも近々転機が訪れるのでしょうか?
毎度の事ながらストーリーは実に「普通」なんですが、キャラクターの描き方とかテンポと間の取り方とか秀逸で、「いい作品だな」というよりは「いいアニメだな」と感じさせてくれる本作。ストーリーが一段楽した所でクオリティが落ちるような事がない事を願います。

*1:しかし子供相手に「触ったら殺す!」は大人気なさ過ぎて笑えましたがw