さくら荘のペットな彼女 第22話「きらめく日々を駆け抜けろ」感想

原作知識は漫画版を少し読んだ程度。
（以下ネタバレ）
ゲーム企画が落選した上にましろのイラストだけに仕事のオファーが来た事に思わず悪態をついてしまい後悔する空太。一方、ましろは一人さくら荘を抜け出し……。
多分、脚本の不備ではなく狙ってやっているのだと思いますが、ましろがあんな形で出て行ってもさくら荘の取り壊しが中止になるわけじゃないんですよね。で、空太以外の面々は多分その事は良く分っていて、単純にましろが出て行ったことは空太とましろの問題だって事を認識してるんですよね。だからこそ七海は、空太がましろの事を「椎名」ではなく「ましろ」と呼んでいた事を決定的なきっかけとして、自分の恋愛を終わらせたのでしょう。二人がどんな関係かなんて、当人達より周囲の方がよく分ってたのでしょう。
そして空太のあまりの無成長振りに視聴者諸兄はやきもきしている事でしょうが、仁達の為に体張ったり、七海の逃げ場所になったりと、中々の男ッ振りを見せてくれた空太がなんでましろに対してだけあんな嫉妬丸出しの態度を取ってしまったかといえば、それはやっぱり「ましろと同じ場所にいたい」という気持ちが強すぎたからなんでしょうね。まだまだ未熟な彼には「同じ場所に居る」事が「同じ高みに立つ」事とイコールに思えてしまっていたからこそ、あんな子供っぽい態度を取ってしまったのでしょうが、今回ようやくそれらの気持ちに区別を付けられるようになりましたね。「それはそれ、これはこれ」とｗ
しかしまあ、空太もましろも、七海には感謝してもしきれないくらいで、もちろん本人達も感謝の念を持ってはいるんでしょうが、本当に意味で七海の何に感謝すればいいのかは、未熟な二人には当分の間分らないのでしょうねぇ。

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