たこわさ

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絶園のテンペスト 第三幕「できないことは魔法にもある」感想

原作知識は連載を流し読みしてる程度。
(以下ネタバレ)
鎖部一族の「魔法」の正体とその発動条件の説明回、と言ったところか。
魔法使いとしての実力はそれほど高くはないが、鎖部一族の中でも戦闘に特化した能力を持つという夏村。その圧倒的実力を前に、果敢に攻め続けるも次第に追い詰められていく真広。葉風の言う事に全く耳を貸さない真広は特攻野郎なのか、と思っていたが、妹・愛花を殺した犯人が魔法使いであることが判明した、ということで、つまり真広にとって葉風を除く魔法使いは全て敵、とさえ言えるかも知れない状況な訳で……。とはいえ、あの状況で勝てる! と思っているところがちょっと甘ちゃんな気がしますがw
対照的に吉野はどんな時でも比較的冷静、というか異常事態に怯えつつもどこか目の前の惨劇を冷めた目で見ている部分もあり、さらには物事の飲み込みや予測能力に優れている様子。戦闘力という点で言えば恐らく真広の方が実力は遥かに上なんでしょうが、こと戦術的思考については吉野の方が圧倒的に優秀であり、その異様な才能には葉風も興味を持ってしまうほど、と。
吉野と真広、いい感じに割れ鍋に綴じ蓋というか、オフェンスとバックアップとしてこれ以上なく相性のいいコンビなんですな。
しかし、今回は愛花の出番(回想)が少なかった代わりに葉風さんがいつも以上にワイルドセクシーダイナマイト振りを披露してくれましたなぁ。ラストに出てきた山に空いた大穴は多分彼女の仕業なんでしょうから、彼女が孤島から脱出する事=勝利と言っても過言では無さそうですが、すっかりあのワイルドな格好が板についていて、OPやEDでもそれ以外の姿が殆ど描かれていない所を見ると、最終回付近まで彼女は孤島でぼっちのままかもしれませんなw