たこわさ

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マギ The kingdom of magic 第10話「最高司祭」感想

原作既読。
(以下ネタバレ)
剣闘士修行の為レームを訪れたアリババ。無事にヤンバラの一族・シャンバルの弟子となったもののいきなり闘技場での戦いに出されしかも相手は小山のように大きな猿・ガルダ……。
今まで命懸けの冒険を重ねてきたアリババ君が今更「生死をかけた戦いへの覚悟」を試される、という展開には若干の違和感を覚えますが、ここの所金属器に頼った戦いをしてきていた彼にとっては、単純に命のやり取り以上の覚悟を試される場だったのだろうな、とも思い。前回のトトとの戦いの中で、はからずもアリババ君自身が「こんなところで金属器に頼っていては実力を認めてもらえない」と考えていましたが、それと同じことなのかも。
そして逆境の中でこそ輝くのがアリババ君の真骨頂、左上の痛みもなんのその、フィールドを縦横無尽に駆け回り奇策と勇気でガルダを見事に撃退。しかも、その戦いの中で自分の中にカシムの遺志が息づいている事に気付き、自力でマゴイ統合までやってのけてしまうとは……。
ガルダに噛まれ、へし折られた左腕のダメージは正直障害が残るレベルじゃなかろうか? 等と思ってしまいましたが作中では「傷ももういいだろう」みたいに簡単に流されていたのでアリババ君丈夫過ぎるな、とw
いきなり成長した――というかようやく彼本来の持ち味を発揮したアリババを前にしてトトも思わず頬を染めてしまいましたが……アリババ君の事なのでモテモテ展開にはなりそうにもないのであった(ぉ
一方、故郷を目指して旅立ったモルジアナはいよいよ目的地に到着しようとしていた。彼女にしては珍しい満面の笑みの先に広がる大地の姿は、果たして?
レームのマギ・シェヘラザードの口から語られるレーム・マグノシュタット・煌の間に広がる戦争の予感も気になるところ。