たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

氷菓 #14「ワイルド・ファイア」感想

原作は「氷菓」「愚者のエンドロール」まで読了。
(以下ネタバレ)
――文化祭二日目。
結局「夕べには骸に」を見つけられなかった摩耶花。それに対して河内はさぞ勝ち誇った態度を――取るかと思いきや、以外にも「ポスター手伝って」の一言のみとあっさりしたもの。タイトルを覚えていた事といい、摩耶花の口から「夕べには骸に」のタイトルが出た時に見せた微妙な表情といい、河内は同作品に対して何か思うところがある様子。
一日目に「氷菓」の売り場拡張という目的を果たせなかったえる。今日こそは! と気合を入れて向かった先は「女帝」こと入須の所。先日の映画騒動に対して思うところがあるのか、映画のパンフレットと共に「氷菓」を置く事を承諾する入須。更にえるは入須に「人への頼み方を教えてください!」と迫る。
流石の「女帝」もえるには弱いのか、溜息混じりながらも効果的なアドバイスを――って、あんたそれ男に貢がせる悪女の手管じゃないですか!w さすがは入須、一筋縄ではいきません。
一方、相変わらず部室でまったりと店番をする奉太郎の元にはハロウィンの扮装に身を包んだ製菓研究会の二人組が訪れ、水鉄砲と交換に薄力粉を置いていく、というわらしべ長者状態が継続。
そんなこんなで本日のメインイベントお料理対決「ワイルド・ファイア」が開始。古典部チームはポスター制作に手間取る摩耶花が欠けた状態でのスタートとなり、さてはてどうなること。
愚者のエンドロール」編に登場した沢木口が何気に再登場。この文化祭編は文字通りキャラ総出演の「お祭」状態なんですな。というか、沢木口の料理が性格通りエキセントリックすぎて吹いたw
更には杉田智和氏演じる料理研究会部長のコメントが一々ツボに入って爆笑。「チェンジ・エレメント!」とか「私、気になります!」とかあれは杉田氏のアドリブっぽいですなぁw
さてさて、古典部二番手のえるは里志も驚く脅威の腕前で次々と料理を仕上げていき――過ぎて材料を使い切ってしまうという何とも彼女らしいオチをつけて対象の摩耶花へバトンタッチ……とはいかず、ようやくポスター作成が終わり全力で摩耶花が駆けつけたものの材料は野菜屑程度のものしか残っておらず、万事休すか……?
っと、その時、えるの耳に届いた里志を呼ぶ叫び声が。その主は、おおよそ「叫ぶ」という行為からは程遠い男である奉太郎! 頬を紅潮させ周囲から注目を浴びながらも叫ぶ彼が里志に託したのは、先ほど水鉄砲と交換した薄力粉。流石腐っても主人公、大事な所で決めてくれます。
奉太郎のナイスアシストのおかげで、お玉が無いという更なるアクシデントもありながらも、野菜屑と小エビの頭を使ったかき揚げ丼を作り上げた摩耶花。その甲斐あって料理対決は古典部の優勝!
しかし、何故お玉という基本的な調理器具が無かったのか? 料理研究会部長の「ちゃんと用意したはずなんだけど」という言葉にピンと来たえるが道具箱を持ち上げてみると、その下からは「お料理研からおたまは既に失われた 十文字」という犯行声明が!
「十文字」といえば、前回えるにタロットカードが盗まれた話をしていた占い研究会部長の名前ですが、一体何故犯行声明に彼女の名前が?
いやいや、この先話がどうなっていくのかますます見えなくなってまいりました。

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