たこわさ

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氷菓 #20「あきましておめでとう」感想

原作は「氷菓」「愚者のエンドロール」まで読了。
(以下ネタバレ)
どこかコメディテイスト溢れる掌編でした。
えるからの初詣のお誘い。えるの「着物を見せびらかしたいんです」は「折木さんに着物を見てもらいたいんです」と意訳していいんだろうか。微妙な所。
ただ、実際に着物姿のえるを目撃した時の奉太郎の反応が、もう完璧に惚れてるなこの男、という感じ。えるは、そういった奉太郎の様子に満足しているようにも見え、案外策士なのかな、と思ったり。珍しく荷物もちを自分から言い出す奉太郎の姿といい、傍から見ると完全にカップルですなw
以前に少し顔出しした十文字も巫女姿で颯爽と登場。案外フランクな人だったのね。
そして巫女のバイト中の摩耶花。かもじを付けた長髪の摩耶花も案外可愛いですね。えるに褒められて素直に喜んだところを見ると、昼間に来たという里志に散々褒められた後だったのかもな、と邪推。
おみくじで凶を引く奉太郎、という何とも「らしい」オチを付けつつ、十文字の手伝いで蔵へと酒かすを取りに来た奉太郎とえる。奉太郎のちょっとした勘違いから二人は納屋に閉じ込められて……。
「脱出劇」というには少々スケールが小さいので、どちらかというと学園ラブコメの「体育倉庫に二人で閉じ込められる」シチュエーションに近い印象がありましたが、あの手この手で摩耶花にSOSを伝えようと苦心する二人の姿は真剣そのもの。
意外な繋がりで里志にメッセージを伝える事が出来ましたが、二人を助けに行く時の里志の何とも楽しそうな表情が印象的。きっとこのネタで何度も二人の事をからかうんだろうなぁw

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しかし、奉太郎の「てへぺろ」といい、「まだ試していない4つの方法」といい、完全にギャグテイストを意識したシーンも多かったですな。