たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

輪るピングドラム 18「だから私のためにいてほしい」感想

(以下ネタバレ)
明かされる多蕗の過去。
才能だけを愛する母親に捨てられたくないという一心で右手を犠牲にした多蕗。しかしそれは逆効果で、結局は捨てられて……。
ここで「子供ブロイラー」が再登場しましたが、やっぱり訳分かりませんね。あれは一種の心象世界なのか、それとも本当にあんな空間が存在するのか……?
無償の愛、とも呼べる自己犠牲的精神で多蕗を救った桃果ですが、ゆりの時といい、ますます彼女の目的――というより正体が分からなくなってきました。多蕗の「16年前の事件を止める為」という言葉もどこまで真実なのか。
一方、冠葉が父親達の所属していた組織の残党に加わり、そこから収入を得ていた事が確定。多蕗がどこからあの写真を入手したのかが気になりますが。
陽毬にも、冠葉が色々と無茶をしていた事を知られてしまったわけですが……こちらの方はとっくの昔に気付かれていたんじゃないかと思ったり。
そして晶馬。彼が駆けつけた時には事が終わっていた、という所がなにやら暗示的ですね。冠葉も晶馬には「ヘラヘラ笑っていろ」的な事を言っていましたが、晶馬は「決定的な瞬間には立ち会えない」という「傍観者」の役割でも与えられているんですかね。そして彼に寄りそう苹果もまた――。
言葉に出した訳ではなく、サブタイトルで語られた訳ですが、最後に桃果と苹果の言葉が重なったのが非常に印象的でした。

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