たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

集団自殺、相次ぐ

俄かにまた、練炭による「ネット」集団自殺(ネットで仲間を募るアレ)が増えてきたようです。
個人の死生観について、私は語るべき言葉を持ちえませんし、全ての自殺について否定する気持ちもありません。が、一連の「早すぎる決断による自殺」については、悲しみ以前に憤りを覚えて止みません。
もちろん、自殺に使った車や場所の片付け、引き取りに来る家族、事件を調べる警察に迷惑がかかるという事もありますが、何より「ただぼんやりとした不安」から逃げ出すためだけに死を選ぶという、その短絡的思考こそを私は憎みます。
今生きている世の中が絶望的だなんて事は、当たり前の事で、だけど気の持ちようでそんなものはいくらでも変わって、だから皆一生懸命生きているわけで。足掻いてるわけで。
そんな、大半の人々が同じ条件の中足掻いているのに、自分だけ死という究極的で後のない(後はないんですよ!)手段を行うというのは、レイプや快楽殺人並みの利己主義的思考と言わざるを得ません。
別に逃げたって良いのです。辛かったら、逃げたって良いのですよ。でも、死んだら逃げる事だって出来なくなるんです。それどころか、周囲の人間の心にいつまで経っても抜けない楔として、ずぅっと存在し続ける事にもなるんです。
足掻いて、一生懸命断崖絶壁を登っている人達は皆、実は一本の紐で繋がってるんですよ。死と言う「落下」を選択すれば、他の人々の糸を下に引っ張る事になるんですよ。それも、長い間に渡って。だから、落ちるよりはせめて「登るのを止める」程度で済ませておいた方が良いのです。
……いつもの如く、段々誰に向かって言ってるのか分からなくなってきたので、終了。

追記
巡回していて、id:catalonia:20041012#1097575111さんのコメント欄での言葉に目から鱗。「自分に対する暴力」を戒める、ですか。私と違って、かたろにあさんは優しいなぁ……。