たこわさ

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東京レイヴンズ 第2話「SHAMAN*CLAN -告白-」感想

原作未読。
(以下ネタバレ)
今回も誰に感情移入していいのやら、という筋立てで正直盛り上がりに欠けたと言うか……。鈴鹿の出自が同情に値するってのはもう少し後半で提示してもらった方が良かったかも。
もちろん、北斗の死、というか式神である事が明らかになり消滅(?)した件は中々にインパクト大だったのですが、北斗の正体について伏線がいくつか提示されていたので、ちょっと茶番に見えてしまったり。
というのも、北斗の正体ってぶっちゃけ「夏目と記憶と思考を共有した式神」っぽいんですよね。北斗しか知らなかったはずの「春虎が鈴鹿にキスされた」という事実を知っていた事、そして春虎に対して小さく「バカ虎」と囁いた事、この二点を踏まえると北斗が夏目の式神であり、かつ北斗の春虎への愛称である「バカ虎」を自然に口にした所を見ると記憶だけでなく思考も共有していたと考えるのが自然なんですよね。だから自律型の式神ではなく夏目の分身と言った方が正しいのではないのかと。
そうなると別に北斗が独立した自我を持っているわけじゃない事になり、深読みすれば北斗を喪失した事により春虎が陰陽師の道へ進むことを決意するよう夏目が仕組んだ、とも考えられるわけで。春虎くん手の平で踊らされているよ!? とか思ってしまったり。
春虎が鈴鹿を庇うような発言をした時に見せたヤンデレの片鱗からして、夏目は結構「重い」タイプのヒロインっぽいですね。まあでも、決して楽ではないであろう人間そっくりの式神を遠隔操作(?)までして春虎の傍に居たかったのか、と思うとある種の健気さも持っているんでしょうが。