たこわさ

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バビロン 第3話「革命」感想――壮大な茶番劇を前に怒りを募らす正崎だったが……

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今回の満足度:2点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

検察と野丸は繋がっていた。
衝撃を隠せない正崎に、野丸と守永は「新域構想」の真の目的を明かし始める。

新域は、日本国内では成立困難な様々な法や制度の「実験場」として作られたものだった。
今度の選挙では、党派を超えた裏取引があり、既に誰が当選するのかは決まっているのだという。全ては、「新域」を「革命」の場とするため。

あまりにも巨大すぎる不正だったが、正崎にはそれを糾弾する手段がない。
更にその上で、守永達は正崎に、因幡や文緒の死の真相を引き続き追ってもらいたいと持ちかけてくる。
それはつまり、巨悪を見て見ぬ振りをしろと言われているのと同義であり――。

感想

さて、選挙自体が茶番というところまではある程度予測できていたが、その後の展開は少々予想外。
あれだけの大きな「悪事」を慎重に進めていた野丸たちが、あっさりと齋たちに裏をかかれているというのは……なんというか、物語展開的な意味において「茶番」に思えてしまった。

つまりは、それほど齋と曲世が曲者だった、ということなのだろうが……なんというか、あまりにもご都合主義的な展開に思えてしまって、私的には全く盛り上がれなかった。

会う度に別人のように姿を変えるという曲世の存在も、ここまでのサスペンス仕立ての展開とは毛色が変わりすぎていて、呆気にとられてしまった。
流石は野崎まど作品だ、と言ったところだろうか?(苦笑)

もちろん、ここから先に視聴者をあっと言わせる展開や「種明かし」が待っているのかもしれないが……。
あくまでも今回の感想として、「あまりおもしろくなかった」と言っておきたい。

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