たこわさ

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バビロン 第1話「疑惑」感想――ミステリかサスペンスか、それともトンデモか

疑惑


今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

東京地検特捜部の検事として活躍する正崎は、製薬会社の不正に対する捜査の過程で、不気味な証拠品を発見する。
血と皮膚と毛がべったりと貼り付いた、一面に「F」と書かれた不気味な書類。事件の匂いを感じた正崎は、部下の文緒と共に、書類に名があった人物の元を訪れようとするが――。

感想

第一話の段階では、政治や経済の絡むミステリのような印象を受けたが、希死的とも言える自殺というシチュエーションからは、どちらかと言うともっとトンデモ系の匂いを感じてしまう。
決して、原作が野崎まど氏だから、という訳ではなく(苦笑)。

作画はツインエンジンなので心配はしていない。演出も、長台詞部分で退屈にならないよう、工夫がなされていて好感が持てる。
ストーリーについては……死亡フラグを丁寧に回収していて、思わず苦笑が漏れた。
欲を言えば、「危険」と分かっているシチュエーションでお互いが単独行動を続ける、という辺りはどうにかならなかったものか、とも思った。

さて、上記の通りまだ海の物とも山の物ともつかぬ本作。
今後どういう展開になっていくのか……。

バビロン1 ―女― (講談社タイガ)

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