たこわさ

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バビロン 第2話「標的」感想――仲間の仇を討つ為に動き始めた正崎だが

ASIN:B07YQ8MMR6

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

仲間の不可解な死を前に、憤る正崎。
絶対に真相を暴くと誓う正崎は、所轄の九字院と友人である記者・半田と共に、事件を追い続ける。

浮かんだのは、有力者への性接待を担っていると思われる女性たち。彼女たちから性接待の証言が取れれば、突破口が開ける。

正崎は、半田が調べ上げたゴルフコンペへと向かい、一人の女性に目をつけるが――。

感想

正崎が黒幕の一人と考えていた野丸が、検察上層部と繋がっていた……だけで終われば、茶番もいいところなのだろうが、まだまだ序盤でそんな脱力する手を打ってくるはずもなく、なにか仕掛けがあるのだろう。

正崎の捜査が、実は野丸の利益にもなる……と考えれば、一応の筋は通るが……次回を待ちたい。

しかし、実力者として描かれている割に、正崎が詭弁に弱いのには少々違和感を覚えてしまった。
平松絵見子なる謎の人物の不気味さをアピールしたかったのだろうが……、実は煽られ耐性が低いのかもしれない。

平松の語った言葉は、両立する2つの事項をさも両立しないかのように語る、あるいは前提条件として排除されるべき選択肢を成立するかのようにねじ込む、典型的な詭弁だ。
あの程度の詭弁に動揺してしまう辺り、正崎にも脆いところがある、という事なのだろうが……少々幻滅してしまった。

アニメーションとしては、前回に引き続き、長台詞の間も飽きさせない演出を駆使するなど、緊張感があった。

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